去年の年末のことだった。
お正月に行くことになっていた鳥取県倉吉市について、色々調べていると”遥かな町へ谷口ジロー原画展”と言うものが開催されている(現在終了)との情報が。
この、「遥かな町へ」と言う漫画には、昭和30年代の倉吉の町の様子が描かれていて、今もそのままの風景が残っていたりすると言うので、是非町歩きをしてみたいとは思っていたのだが、原画展がちょうど開催されているのだったら、それもついでに見てみようと思った。
(倉吉へ行くのは今回が2回目ではあったが、前回は2010年の年末から続く大雪の影響などがあり、観光地で有名な白壁土蔵群・赤瓦へもちょっと顔を出しただけで、町の散策などもほとんど出来なかった。)
そして、原画展を開催している倉吉博物館のサイトで、ほかにはどんな展示をしているのか確認しようとそれぞれのページを見ていると、「考古」のページの中の「歴史4」のページの一番下に紹介されているものが私の心をとらえた。(著作権の問題が分からないので、写真の引用転載してません。リンク先よりご覧下さい)
「うわ、美味しそう」 と…
「重文指定 谷畑遺跡祭祀遺物」と説明されたその小さな土器や土人形を集めた写真。私にはそれはクッキーにしか見えなかった。
そして、今年のお正月に実際に倉吉博物館へ行ってみて、実物を見て思った。
「ああ、やっぱり美味しそうだ」
「ああ、やっぱりこれはクッキーだ」
と…
(倉吉巡りの楽しかったお話は今回のテーマの主ではないので割愛。牛骨ラーメン美味しかった。)
と言うことで、新年度にもなったことなので
お正月に感じたあの思いを実現してみようと思い、先週末試してみる事にした。
材料はこちら
- 小麦粉:400g
- 砂糖:120g
- バター:160g
- クリームチーズ:160g
- たまご:1個
- メープルシロップ:大さじ1位?(家に残っていたもの適当に)
- 谷畑遺跡祭祀遺物の写真(こちらよりプリントアウト)
1、バターと砂糖をよく混ぜます
あらかじめ室温に戻しておくと楽です。
戻しておく時間が足りなかったので大変でした。
2、クリームチーズを1に混ぜます。
やっぱり室温に戻しておくと楽ですが
戻しておく時間が足りなかったので大変です。
3、たまご1個と2を混ぜ合わせます。
なめらかになるまで頑張ります。
まだちょっとなめらかさが足りません。
4、メープルシロップも混ぜます
とにかくなめらかになるように頑張ります。
室温に戻してなかったバターやクリームチーズたちも、やっとなめらかになることを決心したようです。
5、小麦粉を3回程度に分けながらさっくりとゴムベラで混ぜます。
ここは頑張りすぎないように、さっくりさっくりと。
6、こねないように5の生地をまとめ
ビニール袋に密閉し、1時間ほど涼しい場所で休ませます。
7、谷畑遺跡祭祀遺物の写真を参考に形作ります。
ふくらむだろうことも考慮します。
また出土したときに欠けたりしている部分を表現するには
意外と適当でも良いかもしれません。
8、全ての形を作り終えたら、
160〜170度で15分程度焼きます。
そしてついに完成!
でもこれだとまだちょっと完成度が低い。
ちゃんと黒い紙の上に載せてみよう。
出土したもののように…見えなくもないようなあるような、ないような…
いやいや、これは谷畑遺跡祭祀遺物だ!(と思ってください)
参考にしたプリントアウトした紙の上にも載せてみた。
ほらそっくり!ってほどではない…か…
で、クッキーなのでもちろん食べてみた。
私は頭から食べる派です。
うわ、サクサクで美味しいよ。
クリームチーズとメイプルシロップの香りが美味しいよ。
とにかく私は谷畑遺跡祭祀遺物(クッキー)を食べることができた!
実は谷畑遺跡祭祀遺物を焼いている間
古墳時代と言えば…と言うことで
ハニワクッキーも作ってみた。
可愛いく出来たと思う。
番外編
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