皆さんはちくわについてどうお考えでしょうか?
正直なところ、昔からあまり興味もないし考えた事もないし、食卓でも主役の座に躍り出るほどの存在感もない…と言うのが以前の私でした。
ところが、何年か前から少しずつちくわに興味が湧いて来たのです。
ひとつはビタミン成分の配合されたちくわ(「ビタミンちくわ」や「ビタちく」などとして販売されている)が、ほぼ長野県限定販売だと知った事。
ネイティブ長野県民の冷蔵庫には高確率でこのちくわが入っているのです。
実際我が家にも入っていることが多いです…
ちょっとした炒め物に、煮物に、肉の代替品として使う事も良くあります。
スーパーの練り物コーナーへ行くと、ビタミンの配合されていない普通のちくわよりも、明らかに広いスペースを使って売られています。
長野県民にとってはちくわと言えばビタミンなのです。
2010年夏頃、こんなパンも販売されていたほどです。
あまり意識をすることなく、でもいつもそこにいる存在。
ちくわ。
そのちくわが少し皆に意識され始めて来ていたことにも
私が影響を受けていたのは間違いありません。
またもうひとつは、鳥取とのご縁が出来た事で知った「とうふちくわ」や「アゴちくわ」の存在。
「ちくわと言えばビタミン」だったのに、とうふちくわの食感の軽やかさ、アゴちくわの食感のワイルドさ&旨味。
ちくわには特別な興味のなかった私には衝撃的な出会いでした。
こうして少しずつ私はちくわの魅力に夢中になって来たのでしょう…
そして、ここ最近作り続けている消しゴムハンコでちくわを作ってみたらどうだろう?と作ったのがこれです。
どうです、このちくわらしさ。
消しゴムハンコで色々作り続けておりますが、このちくわハンコの存在感、出来上がりの良さに、ついつい嬉しくてツイッターやFBで自慢し続けていたら、お世辞でも欲しいとおっしゃって下さる方が続出したので、有無を言わせずプレゼントをしまくり、ちくわ布教活動にも励んでおりました。
ハンコを彫るうちに、ちくわのフォルムや色にも愛着がわいてきます。
それに「ちくわ」と言う言葉を口にした時の何だか幸せな気持ち。
ちくわってなんだか良いじゃない。
せっかくちくわハンコを作ったので、布用インクパッドを使って、もっとちくわと身近になれるものを作ってみました。
ちくわハンコを思う存分捺しまくり作りました。
それがこれです。
そして先日、更にちくわ成分を生活に与える事の出来るグッズを制作してしまいました。
とうふちくわの鳥取県出身の人とセリアに行った時のことでした。
私はスイーツデコグッズのコーナーで、アクリルデコホイップと言うホイップクリームのスイーツデコを作れる材料を見つけだし、何に使えるか分からないけれど、何かの材料になるだろうと(いやいや、そもそもスイーツデコ用だけどスイーツ作る気はないらしい…)カゴに入れました。
一方、店内で別行動をしていた彼は、自分の名字のハンコが100均で売ってる事が稀なので、見つけるととりあえず買っておく、と言うことで認印をひとつと透明なハンコケースを私の買い物かごへと何気なく入れたのでした。
その時にはこうなるとは思ってもいなかったのです。
そして帰宅後…
思いついてしまったのです。
「これちくわになるんじゃないの?」と…
(上記制作工程の写真はクリックすると大きくなり説明が読めます)
そして完成した作品がこちらです!
なぜかまたちくわでハンコとなってしまいましたが、今回のちくわハンコはより実用的です。
認印としてちゃんと使えます。
領収書にだって使えます。
お尻の方から見るとチーズちくわのようにも見えます。
ちくわになるとは思っていない時にカゴに入れたハンコケースも、ちゃんとちくわハンコケースとして使えました。
まだ本人には渡していないので、プレゼントしたあとのレポートが楽しみです。ぜひ職場で、書類にハンコを求められた時にこのちくわハンコを使ってもらいたい!
皆さんも、このように生活にちくわ成分を足してみるのはいかがですか?
きっと今よりちょっとだけ楽しく幸せな気分になるんじゃないかな?と思います。
あ、もちろん美味しいちくわを食べる事でも幸せになれますよ。
追記(4/19)
私がちくわちくわ言っていたら、先日友達が羊毛フェルトで作ったちくわを2個プレゼントしてくれたので、それをピアスにしたいと思ってます。
追記(4/20)
デイリー道場にこの記事で2度目の入選しました。
現在200万ポイント。
ワンピースまでまだまだ遠い道のり。
コメントをお書きください
hayashimoto (水曜日, 18 4月 2012 16:54)
めっちゃおもしろいです。ビタミンちくわは、私も長野にきてから知りました。あとビミサンも。
おっしゃるとおり、「ちくわ」という響きがいいですね。
ハンコケースまでに収納されるとは、かなり実用的
Mikie.H (水曜日, 18 4月 2012 18:17)
お二人さん、作家さん&プロデューサーとしての活動を本気で考えたらどうですか?
NanaAkua工房 (水曜日, 18 4月 2012)
>hayashimotoさん
ありがとうございます。
ビタミンちくわ、ビミサン、塩丸イカ、など長野県限定のものって、県民は意外と気づかないまま生活にとけ込んでいますよね。
ちくわ、と口にくわえずとも口にするだけで
ちょっと幸せな気持ちになると思ってます。
NanaAkua工房 (水曜日, 18 4月 2012 20:35)
>Mikie.Hさん
コメントありがとうございます。
最近の作品は、結構パートナーの存在が重要になってきていて、このあと予定しているちくわシリーズ(なんとシリーズらしい!)には本人登場するとかしないとか…
お楽しみに!